はじめに:北海道民の暮らしを支えるLPガス支援制度
LPガスの料金が高止まりを続ける中、北海道では道民の負担を軽減するための支援策として、「LPガス利用者緊急支援事業」を実施しています。
これまで第1次・第2次と継続されてきた支援に加え、令和7年度(2025年)には第3次支援がスタートしました。
この記事では、LPガスを使っている一般家庭・企業の皆様、そして販売事業者向けに、制度のポイントをわかりやすく解説します。
支援の対象となる方(利用者向け)
▼ 利用者は手続き不要!
本事業では、LPガス販売事業者が値引き手続きを代行する仕組みのため、利用者の手続きは一切不要です。
※ただし、契約している販売事業者が本制度に申請している必要があります。
▼ 値引き内容
- 対象期間:令和7年3月~6月の検針分(使用料金)
- 値引き額:合計最大2,000円(税別)
- ※複数月にわけて段階的に値引きされる場合があります(請求額により異なる)
スキーム(しくみ)について
この事業は、国の「地方創生臨時交付金」を財源とし、北海道がLPガス販売事業者を通じて利用者に料金値引きという形で支援を行うものです。
利用者 → LPガスを継続使用
↓
販売事業者 → 北海道に申請・値引き実施
↓
北海道 → 販売事業者に補助金交付
LPガス販売事業者の皆様へ(事業者向け)
道内すべてのLPガス利用者に対して公平に支援が届くよう、LPガス販売事業者の皆様には積極的な申請が求められています。
▼ 対象者
- 北海道内でLPガスを販売し、契約者に供給しているLPガス販売事業者
▼ 支援内容(事業者向け)
対象経費 | 支援額 |
---|---|
利用者への値引き分 | 最大2,000円(税別)/1契約 |
値引きに伴う事務経費 | 契約数300件以下:60,000円/事業者 契約数301件以上:60,000円+20円×件数(上限10,000件) |
申請期間(販売事業者向け)
- 受付期間:令和7年2月25日(火)~ 令和7年5月31日(土)
- 申請先:北海道LPガス補助金センター
▼ お問い合わせ先
北海道LPガス補助金センター
TEL:0120-576-440
受付時間:平日 9:00~17:00(土日祝休み)
よくある質問(FAQ)
Q1:自分で申請しないと値引きされないの?
→ いいえ。販売事業者が手続きしますので、利用者側の申請は不要です。
Q2:すでに支援を受けたことがあります。今回も対象ですか?
→ はい。過去の支援を受けた方でも、再度対象となる可能性があります。ただし、契約事業者が今回の事業に参加している必要があります。
Q3:2,000円の値引きはいつ適用されますか?
→ 令和7年3月~6月検針分の請求書に反映される予定です。
まとめ:申請は販売事業者がカギ!
LPガスの利用料金が家計や経費を圧迫する中、北海道のこの制度は非常にありがたい支援です。
重要なのは、ご契約のLPガス販売事業者がこの支援に申請しているかどうか。まだの方は、ぜひ一度販売店に確認してみてください。
また、LPガス事業者の皆様は、地域の利用者支援のためにも積極的な申請が期待されています。
ご相談はお早めに!
当社では、企業向けにLPガス料金見直しや補助金活用のご相談も承っております。
「補助金を活用して光熱費を見直したい」「将来に向けてプロパンからの切替を検討したい」など、お気軽にお問い合わせください。