大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業【令和4年補正】

補助金の概要

「大規模感染リスクを低減するための高機能換気設備等の導入支援事業」とは、新型コロナウイルスやその他の感染症に対する対策として、建物内の換気環境を改善するために、環境省が導入を支援する事業のことです。

対象となる施設

この事業では、公共施設や学校、医療機関、商業施設など、建物の種類に応じて、適切な換気設備の導入を支援します。

このような高機能換気設備の導入により、建物内の空気中に漂うウイルスや細菌の濃度を低減し、感染リスクを軽減することが期待されます。

ただし、導入にあたっては、建物の形状や構造、設置場所、使用環境などを考慮する必要があります。また、設備の導入だけでは十分ではなく、適切な使用方法や定期的なメンテナンスも重要です。

出典:http://www.siz-kankyou.jp/2022hosei_kanki.html

【対象外の施設や室(例)】
・住宅、工場、畜舎、自動車車庫、自転車駐輪場、倉庫、運動場、卸売市場等
・高い開放性を有し、換気の必要のない施設

対象設備

全熱交換型の換気設備(熱交換率40%以上)の導入が必須となります。
【設備導入にあたっては現行以上の換気能力を有すること】
また、空調機器(高効率空調機に限る)を導入する場合は、全熱交換型の換気設備と同時に改修するものとし、全熱交換型の換気設備の換気範囲を含む室に設置されるものに限ります

補助対象経費


補助対象経費上限: 2,000 万円
補助率:2/3
※なお、CO2 排出削減量の補助金額に対する費用対効果を求める算定式から算定した CO2 1t あ
たりの削減コストが、110,000[円/t-CO2]を超える場合は、110,000 [円/t-CO2]×エネルギー
起源 CO2 排出削減量[t-CO2]から求めた補助金額を上限とする。

出典:出典:http://www.siz-kankyou.jp/2022hosei_kanki.html

補助事業期間

一次公募・・・4月28日公募締め切り 概ね令和5年 11 月末までに事業完了
二次公募・・・7月頃より公募開始 令和6年1月末に事業を完了

審査基準

公募要領(HPより引用)では、以下のような優先順位で採択されることが記載されています。

参考として審査基準(案)を掲示する。

(審査基準案)
ア. CO2 排出削減量が大きいこと 事業により想定される CO2 排出削減量の大きさにより採点する
イ. CO2 排出削減手法として費用対効果が高いこと 事業による費用対効果(円/t-CO2)により採点する
ウ. 資金計画の妥当性 資金計画の妥当性について採点する
エ. 財務的基盤 財務的基盤等について採点する


(加点対象として)
・CO2 濃度センサーを換気設備と連係させ、換気量の自動制御を行う場合は、審査時に加点とする。

まとめ

このような事業は、感染症対策としての重要性が高まる中で、政府が積極的に取り組んでいます。

全熱交換型の換気設備への入替に併せて、空調機器の更新も実施できます。また、補助率が手厚い補助金であるため、対象施設の設備所有者は積極的に活用しましょう。

空調換気設備を更新することで、お客さまに快適な空間を提供することが可能になります。

具体的な導入支援内容については、
一般社団法人 静岡県環境資源協会【http://www.siz-kankyou.jp/2022hosei_kanki.html】
で確認することができます。