エアコンも補助対象！札幌市独自補助金【省エネ機器エネルギー源転換補助金】について解説

札幌市は、家庭の灯油暖房や給湯設備を、省エネ性能の高い電気やガス機器に転換する際に補助金を提供しています。寒冷地向けエアコンやエコキュート、エコジョーズなどの機器を導入する場合、最大45万円までの補助を受けることが可能です。この補助金制度は、CO2排出量削減と光熱費の削減を目指しており、特に冬季のエネルギー効率を高めたい方にとって魅力的な制度です。

1. 札幌市の補助金制度の概要

札幌市は、省エネ機器を導入する市民を対象に、CO2排出量を削減するための補助金制度を提供しています。特に、灯油から電気やガスへ熱源を転換することで、より環境に優しい生活をサポートします。この補助金制度は先着順であり、募集期間中に申し込みが必要です。締め切りは2025年1月31日までですが、予算が尽き次第終了しますので、早めの申し込みをお勧めします。

2. 補助対象となる機器と条件

補助金の対象となるのは、灯油を使用した暖房機器や給湯機器から、電気やガスを使用した省エネ機器に転換するケースです。対象となる機器は以下の通りです。

寒冷地エアコン：補助額は導入費用の1/2で、上限は35万円です。
ヒートポンプ温水暖房：同じく補助額は導入費用の1/2で、上限は35万円です。
エコキュート：補助額は1/2で、上限40万円。
エコジョーズとコレモ：補助額は1/2で、上限45万円。

補助対象機器	機器要件	補助金額
寒冷地エアコン	・寒冷地仕様のエアコンであること　JIS C 9612:2013解説表に記載の寒冷地最低外気温度（-15℃以下）で、JIS B 8615-1:2013の運転性能要求事項を満たすこと・通年エネルギー消費効率（APF）5.1以上・メーカー指定の環境条件に設置すること・未使用品であること。（中古品は補助対象外）	補助対象費用の1/2（上限35万円）
ヒートポンプ温水暖房	・空気熱源ヒートポンプと熱交換ユニットで構成される暖房システムであること・エネルギー消費効率（COP）3.9以上・メーカー指定の環境条件に設置すること・未使用品であること。（中古品は補助対象外）	補助対象費用の1/2（上限35万円）
エコキュート	・CO2を冷媒として使用する空気熱源方式のヒートポンプ給湯器であること・寒冷地年間給湯効率もしくは寒冷地年間給湯保温効率(熱回収なし)2.7以上・メーカー指定の環境条件に設置すること・未使用品であること。（中古品は補助対象外）	補助対象費用の1/2（上限40万円）
エコジョーズとコレモ	・天然ガスまたはLPガスを燃料とし、熱の供給を主目的としたシステムであること・JIA製品認証された製品であること・メーカー指定の環境条件に設置すること・未使用品であること。（中古品は補助対象外）	補助対象費用の1/2（上限45万円）

札幌市HPより引用：https://www.city.sapporo.jp/kankyo/energy/hojo/energytenkan.html

補助対象費用については、機器の導入費用を対象とし、撤去費、取り付け工事等で発生した廃棄物処理費は対象外とします。詳しくは、補助金交付要綱実施要領をご確認ください。

また、これらの機器は一定の省エネ性能を満たす必要があり、導入前後のCO2排出量が30%以上削減できることが条件となります。

3. 申請方法と必要な手続き

申請は郵送によって行います。必要書類としては、住民票や機器の見積書、工事費用の明細、設置前後の写真などが求められます。また、補助金を申請する際には、機器の設置や工事契約は、補助金受理決定通知後に行うことが条件となっています。すべての書類が揃った段階で、補助金の支払い手続きが進められます。

申込者は、補助金の交付を受けるために以下の要件を全て満たしている必要があります。

札幌市民である者

札幌市税を滞納していない者

暴力団員、又は暴力団関係事業者でない者

申請者が自ら居住する札幌市内の住宅に、対象機器を自ら購入し、設置しようとする者

札幌市が毎年行う、モニター調査に回答する者

https://www.city.sapporo.jp/kankyo/energy/hojo/energytenkan.html

4. 補助金を利用するメリット

この補助金を利用することで、家庭のCO2排出量を削減できるだけでなく、光熱費の節約にも繋がります。実際に補助金を活用した市民の声では、「光熱費が下がった」、「快適性が向上した」という報告が多く寄せられています。また、エコキュートや寒冷地エアコンは冬季の使用にも優れており、快適な暮らしをサポートします。