北海道の「新電力会社&新都市ガス会社」の選び方を解説

はじめに

今回は、北海道の「新電力会社と新都市ガス会社の選び方」について解説していきます。

「新電力・新都市ガス」とは?

新電力会社とは、電力自由化後に参入した地域電力会社(北海道の場合は北海道電力株式会社)以外の電力会社を指します。

新都市ガス会社とは、都市ガス自由化後に参入した地域都市ガス会社(北海道の場合は北海道ガス株式会社と各地方都市ガス会社以外)を指します。

「電力自由化と都市ガス自由化」とは?

電気・都市ガスの自由化は、従来の電力・都市ガス市場における独占的な地域を解消し、競争を促進することを目的とした政策や制度の変革を指します。これにより、消費者は従来の地域の電力会社・都市ガス会社以外からも電力や都市ガスを購入することができるようになります。

北海道の電力市場と傾向

北海道は電力自由化により市場が開放されスイッチングが比較的多い地域です。関東・関西に続き北海道が第3位となっております。ただし、北海道・本州間連系設備が脆弱なため、本州と北海道間の電力の相互融通が少ないというデメリットもあります。

出典元:経済産業省https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/058_03_00.pdf

北海道の新電力シェア

電力販売量の1位から5位は以下のようになっております。

電力販売量ランキング

1位 北海道電力
2位 エネット
3位 ENEOS
4位 SBパワー
5位 ハルエネ

北海道の新電力シェアの推移

次に新電力のシェアの推移になります。

北海道の青いグラフを見ていただくと、特別高圧・高圧は減少傾向にあることが分かります。一方で全国的に低圧は増加傾向にあります。

出典元:経済産業省https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/058_03_00.pdf

今後の電力市場について

昨年は、各地域の電力会社が受付を停止したことで、電力難民が大量に発生しました。最終保障契約に移行する企業が増えました。

最終保障制度(Final Demand Guarantee System)は、電力自由化に伴って導入された制度の一つです。この制度は、電力供給事業者の倒産や供給停止などの緊急事態に備えて、電力の供給を維持するための仕組みを提供します。

しかし、各地域電力会社は受付を再開しつつあります。北海道電力は既に受け入れを開始しており、市場は落ち着きつつあります。

北海道の都市ガス市場と傾向

北海道の新都市ガス会社は、わずか2社になります。このため実質市場は独占状況です。

北海道の新都市ガス会社

  • いちたかガスワン
  • 北海道電力
出典元:経済産業省https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/058_03_00.pdf

まとめ

現在、全国で選べる新電力会社はおよそ700社あります。弊社では、最適な電力会社を提案させていただいております。

電力会社の値上げを受けて、新電力への移行を検討している企業様は、ぜひ弊社にご相談ください。

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