省エネやエネルギーコスト削減を目指す中で、法定点検の実施は重要な要素です。本記事では、株式会社totokaが推進するコスト削減のための法定点検について詳しく解説します。エレベーター、キュービクル、防火設備の点検について、それぞれの具体的な内容とその重要性を理解いただけると幸いです。
目次
- エレベーター(昇降機)法定点検
- 定期検査報告
- 性能検査
- 保守点検
- 点検プランの選択
- キュービクルの法定点検
- 月次点検
- 年次点検
- 点検者の資格
- 防火設備点検
- 機器点検
- 総合点検
- 点検者の資格
- まとめ
エレベーター(昇降機)法定点検
定期検査報告(建築基準法第12条)
エレベーターの定期検査報告は法的義務であり、建物の安全性を確保するために重要です。
- 点検時期: 6か月~1年毎
- 違反時の罰則: 100万円以下の罰金
- 試験方法: 目視、触診、聴診、測定、機器の動作確認
- 必要な資格: 1級建築士、2級建築士、昇降機検査員
性能検査(労働安全衛生法)
性能検査は労働安全衛生法に基づく法的義務で、1トン以上のエレベーターに適用されます。
- 点検時期: 「検査証」の有効期限内に性能検査を実施し、月に1回以上の定期自主検査が必要
- 違反時の罰則: 6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金
- 試験方法: 外観試験、動作試験、荷重試験
保守点検(建築基準法第8条)
保守点検は法的義務ではないものの、エレベーターの長寿命化と安全性向上のために推奨されます。
- 点検時期: 1か月~3か月に1回、現地またはリモート点検
- 罰則: なし
エレベーターの点検プラン
エレベーターの点検プランには主に2つの契約形態があります。
- フルメンテナンス(FM)契約
- 相場: 4万円~6万円
- 特徴: 部品の修理や交換も含む全包括プラン
- POG契約
- 相場: 3万円~5万円
- 特徴: 点検と消耗品の交換は含まれるが、部品の修理や交換は別料金
キュービクルの法定点検
月次点検
キュービクルの月次点検は法定点検であり、安全で安定した電力供給を維持するために重要です。
- 点検時期: 月に1回または隔月(絶縁監視装置を設置した場合)
年次点検
高圧電力が流れるため、敷地全体の停電が必要となる年次点検も重要です。
- 点検時期: 年に1回
点検者
法定点検は資格を持つ専門家によって行われる必要があります。
- 必要な資格: 第一種、第二種、第三種電気主任技術者
- 外部委託の相場: 1回1万円、大規模施設5万円程度
防火設備点検
機器点検
防火設備の機器点検は、消防法に基づき定期的に行われるべき重要な点検です。
- 点検時期: 6か月に1回
- 点検内容: 消火器、誘導灯、自動火災報知設備、屋内消火栓設備などの適正設置、損傷有無、機能確認
総合点検
総合点検は防火設備の全機能を確認するために実施されます。
- 点検時期: 1年に1回
- 点検内容: 消火器、誘導灯、自動火災報知設備、屋内消火栓設備の総合的な機能確認
- 違反時の罰則: 30万円以下の罰金または拘留
点検者
防火設備点検は専門資格を持つ者が行う必要があります。
- 必要な資格: 消防設備士、消防設備点検資格者
- 点検相場: オフィスビルや飲食店の場合、3万円程度(規模により異なる)
まとめ
法定点検の実施は、エネルギーコスト削減と安全性確保のために不可欠です。エレベーター、キュービクル、防火設備の各点検を適切に実施することで、予期せぬトラブルを防ぎ、長期的なコスト削減を実現できます。現在の点検コストが適正かどうか不安をお持ちの方は、ぜひ株式会社totokaにご相談ください。我々の専門知識と経験で、最適なコスト削減プランをご提案いたします。