省エネ補助金申請支援の流れ
SII指定設備補助金
申請の流れについて解説
※本補助金は例年の補助金公募要領より想定で作成しているものです。申請時には実際の公募要領を確認して自己責任で申請してください。
–Step1.情報収集
補助金申請で最初にするべきことは、 更新する対象設備を決定 することです。以下のリストが補助金の対象設備です。(※導入前に個別の型番より該当設備かをSIIのリストで確認する必要があります)
ユーティリティ設備
- 高効率空調
- 産業ヒートポンプ
- 業務用給湯器
- 高性能ボイラ
- 高効率コージェネレーション
- 冷凍冷蔵設備
- 制御機能付きLED照明器具
- 変圧器
- 産業用モータ
生産設備
- 工作機械
- プラスチック加工機械
- プレス機械
- 印刷機械
- ダイカストマシン
–Step2.エネルギー測定
設備毎にエネルギー使用量を測定できない場合は、必要に応じて対象設備毎に消費電力や燃料消費量を測定します。
エネルギー消費の現状把握
- 現在使用している設備がどれだけの電力や燃料を消費しているかを計測します。
- 電力計やエネルギーモニタリング機器を使用して1週間以上のデータを収集するのが理想的です。
エネルギーの使用パターン分析
- 1日の中で消費量が多い時間帯や、季節による変動を把握します。
- 特にピーク時の消費量は、省エネ効果を計算する上で重要な指標となります。
–Step3.必要書類のリストアップ
次に、補助金申請に必要な書類を揃えます。これらが基本セットです。
その他に「建物所有者」と「設備所有者」が異なる場合や「リース」を活用する場合は、別途申請書類を準備する必要があります。
- 交付申請書(省エネ計画を記載)
- 会社情報:登記簿謄本や決算書
- 設備情報:対象設備の仕様書や見積書
- 省エネ効果の証明資料:エネルギー削減率の計算など
Point! 申請内容が正確であることが審査のカギです。不明点は専門家や申請サポート窓口に相談を!
–Step4.ポータルサイトへのデータ入力
補助金審査のポイントは、「どれだけ省エネ効果が見込めるか」です。採択の基準となる事項は以下の通りです。
- 導入前と後のエネルギー使用量を比較して、削減効果を具体的に示します。
- 計画省エネルギー量
- 計画省エネルギー率
- 経費当たり計画省エネルギー量を基に設備導入に要する投資がどれくらいの期間で回収できるかが評価されます。
Point!自社での計算や入力が難しい場合、設備メーカーやコンサルタントに相談しましょう。
-Step5.申請書の提出
準備が整ったら専用のポータルサイトへ必要事項を入力し、申請書を提出します。
例年、1次公募と2次公募で2回の公募が行われております。事前に提出期限を確認するようにしましょう。
- 提出先や締切を再確認!
- 提出後、不備の指摘が来ることもあるので迅速に対応しましょう。
Point!目安期間の締切は1週間前に提出完了が理想!
-Step6.採択結果の通知
採択されたら、補助金対象の設備導入をスタートができます。注意点として、交付決定前に始めた工事や契約は補助金の対象外になるので気を付けてください。
Point!工事の支払完了を1月31日までに完了する必要があります。
-Step7.実績報告と補助金受給
事業完了後は、中間報告および実績報告書を提出します。
- 設備導入後の写真
- 注文書や支払通知書など
報告内容が承認されると、補助金が支払われます。
-Step8.成果報告
省エネルギー効果の実証
省エネルギー率やエネルギー使用量の削減量をデータで示すために測定を行い、補助金交付団体に提出し補助事業の完了になります。